小さな思い達
僕らの日常には無数の小さな喜び、小さな怒り、小さな哀しみ、小さな楽しみが散りばめられている。それは本当に些細なことで、よく目を凝らしていないと見落としてしまうくらい小さなものだ。
それらが散りばめられていたことを実感することができることは非常に大きな幸せである。
幸せだと気がつかないほど不幸なことはない。
どこかで聞いたフレーズだが、その通りだと実感することができるときがあります。それは日々の暮らしの中でひっそりと息を潜め、突然やってくる大きな喜び、大きな怒り、大きな哀しみ、大きな楽しみがやってきた時に。その時にこそ日常に散りばめられた小さな思い達にスポットライトが当てられる。
僕らは日常の中に大きな思い達を期待してしまいがちだ。だけれども小さな思い達が散りばめられた日常こそ最も大切にするべき思い達なんだ。小さな思い達は目を凝らせば必ず僕らの目の前に現れてくれる。
僕のデスクの隣の40代で2人の子持ちの先輩は、先日発売されたiPhoneを手に入れたらしい。念願だったらしく徹夜で並んでまで買う覚悟でいたそうなんだけど、思わぬところで意外にも呆気なく手に入ったらしい。
今日の朝、イヤホンを耳に出社してきた。僕は何だか嬉しくなって「手に入ったんですね」そう聞いてみた。すると先輩は、嬉しそうに話してくれた。どうやって入手したか、どうやって使うのか。家の中では電波の入り難いことまで嬉しそうに話してくれた。
喫煙所で会う後輩。アンガールズにもう一人入れるんならコイツってやつがいるんだけど、なんだかしょっちゅう東京に行っているみたいなんです。僕は何の気なしに聞いてみた。「東京へは行かないの?」すると後輩は「来月行きますよ」って。更に僕は何の気なしに「東京は学生の時の友達?」そう聞いてみる。すると後輩は「友達じゃないっす」って。なんだろな。友達でないとしたら・・・彼女!!!アンガールズ3人目の後輩に彼女がいることが発覚した。僕は何だか嬉しくなって根掘り葉掘り聞いてみる。そうすると後輩は嬉しそうに、今彼女、広島に帰ってきてるんですよ。って。聞いてもいないのに自分の家のクーラーが壊れてて寝苦しいって。ボーナス入ったらクーラー買うことを嬉しいそうに話してくれた。
よく目を凝らしていないと見落としてしまうくらい小さなものだ。僕は日常に散りばめられた小さな思い達を見つけることができたような気がして嬉しかった。


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